▲舞台挨拶
▲本編
本作は、東日本大震災発災10年の節目を迎える2021年3月11日の福島県相馬市を舞台に、震災で行方不明となった一人娘の死亡届を出せずに過ごしてきた男性(中丸新将)が、東京から相馬を訪れた若者たちとの関わりを通じて奇跡に遭遇、今まで止まってしまっていた10年の時が希望とともに再び動き出す、といった構成。
コロナ禍によって人と人との関わりが益々希薄化していく中、命の尊さ、触れ合うことの素晴らしさ、価値観の異なる者同士が互いに歩み寄ることの大切さを優しくメッセージした作品となっています。私たちが10年前に何を感じ、何を学んだのか、そして、コロナ禍によって翻弄される現代、私たちにとって大切なものとは何なのかを、本作品を通じてもう一度見つめていただけたら幸いです。
『本作タイトルにある「HIKOBAE(ひこばえ:樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと)」は、東日本大震災発災からすぐに被災地の復興にその肉体と魂のすべてを注ぎ2013年6月5日にこの世を去った私の恩師、塩屋俊監督が2012年、2013年と総合プロデュースされた舞台作品のタイトルです。
「HIKOBAE」同様、私自身東日本大震災を題材とした舞台「RADIO311」という代表作があるのですが、その両方にご出演いただいている中丸新将さんとの再びのご縁、そして導かれるように本作ロケ地として選んだ相馬市では、かつて貴重な時間をご一緒させていただいた立谷相馬市長、相馬市役所の皆様、セイユー建設青田様、そして塩屋監督の盟友である長谷川彰介様と梅内久仁生様にも再びお力添えをいただくという偶然とは思えない巡り合わせに支えられて本作はあの日から10年という節目に公開を迎えます。
故・塩屋俊監督とともに、本作を東日本大震災によって亡くなられた方々とその遺族の方々、現在に至り被災地の創生にご尽力されてきたすべての方々、そして、失われた命の分まで誰かと触れ合い、抱き締め合い、愛し合うことを許されながらも、行き場なく立ち往生しているすべての命に捧げます』
GROUP THEATRE 主宰 梶原涼晴
- タイトル
- 東日本大震災発災10年追悼ショートフィルム「HIKOBAE2021 ~10年目の奇跡~」
- 出演
- 中丸新将、高橋ひろし、北見翔、小池利一、山本龍兵、甲斐直人、岩崎紗也加、立花サキ
- 脚本・監督
- 梶原涼晴
- 撮影・編集
- 鴨志田毅
- MA
- 株式会社 共同エディット
- ミキサー 和光康彦/音響効果 萩野賢
- 音楽
- HIKOBAE Image Album ~未来への約束~より
- 作曲/演奏 狩野泰一/宮本貴奈
- 音楽プロデューサー 長谷川彰介
- 企画・製作
- 株式会社DIVINE/GROUP THEATRE
- 製作協力
- 相馬市、一般社団法人 そうま輝望プロジェクト
- 株式会社 セイユー建設、音屋ホール
- 東京映画・俳優&放送芸術専門学校
- 合同会社 ドリームシーズ アクターズクリニック、他
- 本リリースに関するお問合せ
- 株式会社ディヴァイン
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